2025の振り返りと、2026の備えの心得

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、2025年を振り返ると、様々なことがありました。人間の生活に影響を及ぼす出来事は、政治の話はもちろん人の暮らしに大きな影響を与えますし、何らかの影響をもたらすように為されているので当然そうなります。一方、自然に関しては、自然そのものが人間への影響を与えようという意図を持てるかどうかは、自然科学を超えた話になりそうなので私の専門分野の範疇から外れますが、実際のところ、時に自然は人間の生活に大きな制約をもたらします。昨年は、「今年の漢字」にも選ばれた熊の問題もあり、大きな火災もありました。地震や津波もありました。夏は危険な暑さでした。季節の花はその季節になると咲いていましたが、思い出すのは自然の猛威が多い気がします。

2026年が、人間の暮らしにとって、自然が穏やかで恵みをもたらす側面が大きく、人々の暮らしが平和でありますように。

さて、今年も災害に関しては避難や生活継続のための準備を進めていかねばなりませんが、令和7年にあった災害の救助や支援に関する法制度の変化について、確認しておきましょう。

災害関連の法律が、いろいろ変わったのはご存じでしたでしょうか?
「災害対策基本法等の一部を改正する法律」
これは、令和7年6月4日に公布された法律で、「等」とは災害対策基本法の他に、災害救助法、水道法、大規模災害復興法、大規模地震対策法、内閣府設置法を含んでいます。

この改正では、「①国による災害対応の強化」「②被災者支援の充実」「③インフラ復旧・復興の迅速化」が定められています。
① に関しては、国が地方公共団体からの要請を待たずに支援できるようになりました。一刻を争うときの救助等支援を、被災して混乱している当該地域からの要請を待つのではなく、先手で支援が出来るようになりました。素早く支援を出すことは、そこから先に人の被害を食い止める役割も期待できます。

② に関しては、福祉的支援の充実が記され、災害対策基本法と災害救助法に「福祉サービスの提供」が明記されました。今まで、医療は記載がありましたが、福祉はなかったんですよね・・・。被災して環境が大きく変わる中での生活継続や生活再建には、福祉的支援は多くの方にとって必要なものです。命を救うこととともに、生活とその質を確保し維持し向上していくことが必要だと思います。
この法律は公布当日、または令和7年7月1日から施行されています。

新年早々暗い話かもしれませんが、新しい年の始まりで「今年の抱負」などを考えるタイミングなので、意識しておいた方がいいことがあります。
2026年が実際のところ、どんな一年になるのかはわかりません。個人個人について、さまざまな年になることでしょう。そして、今現在、多くの人が「良い一年になりますように」という言葉を挨拶としたり、神様に祈ったりしていると思います。
良い一年になるかどうかは、神頼みの部分も多いですが、一方で、安心して一年を過ごせるかどうかは、ある程度私たち自身が取り組み、作ることができます。
自然災害に加えて、原子力発電所や海外国際情勢などもリスクに挙げていくと、考えるべきことが広く大きすぎて、たちまち太刀打ちできないような無力感に襲われそうですが、そんなに大きな規模にいきなり備えることを考えるよりも、目の前の、1日、2日、1週間に対して備えましょう。

つまり、今年も、防災活動をコツコツ継続しましょう、と言う話です。

皆様の2026年が、良い一年になりますように。
そして、皆様がこれから先を安心して暮らせるように、防災の取り組みをコツコツ継続できますように。
今年も、防災活動のお供に、こちらの記事をご覧いただけると嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたします。

R7年大晦日の兵庫県高砂市の「高御位(たかみくら)山」あたりからの眺めです。ここはかつて播磨の国と呼ばれた場所で、今でも地域の名称は「東播磨」「西播磨」など播磨が使われています。温暖でさまざまな農作物が穫れ、またすぐ南側は海に面しているため、魚介も身近です。そして、ここ高御位周辺は標高300m足らずの低山が連なる絶好のハイキング場所。とはいえ、山は岩山で、慣れていないと登るのも一苦労。随所に崖がみられ、私のように高所恐怖症の者にとっては「横は見ない、後ろも見ない、見上げない、見降ろさない、数歩先だけ見る」という呪文を唱えながら登ることになります。高所恐怖症なのにわざわざ登っているのは、自分でもどうなのかと思うのですが、力いっぱい登ったり下りたりすると、心地がいいのです。そして、足腰を鍛えておくと、きっと避難支援にも役立つ…と私は信じています。避難するような出来事が起こらないのが一番ですが。2026も低山登山を楽しみ、山頂からの眺めをお伝えしたいと思います。

 


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About 森保純子 164 Articles
兵庫県在住。「福祉×ICTで、毎日を安心安全に、心豊かに。あなたに寄り添う相談援助」をモットーに『森のすず社会福祉士事務所』開業。成年後見等による高齢者・障害者支援、認知症の方と家族の支援ならびに防災と福祉の地域啓発活動、スクールソーシャルワーカー、各種研修講師などの活動に取り組んでいる。2022年から同志社大学社会学研究科の後期課程博士課程院生、休学しながら在学中。大阪公立大学UReC特別研究員として防災関連研究にも従事。カレーと豆好き。犬大好き。社会福祉士、公認心理師、防災士。介護支援専門員。第1種大型自動車免許、2級FP技能士、第2級アマチュア無線技士。