こころ野便り~農業と自然 21

仕事を終えシャワーを浴びていて足首にお湯が掛けると擦り傷が有るかのようにひどくヒリヒリした。見ると引っ掻き傷のようなものが在る。でも怪我をした覚えはないので火傷虫かなと思った。火傷虫とは、本名をアリガタアオバネカクシと言い、大きめのアリの様な形をした虫だ。地面や野菜の茎を這いずり回っている野菜の害虫ではないが体液で皮膚がかぶれてしまう。噛みついたり刺したりするわけではないが、誤って潰してしなった時などに体液が皮膚に付いてしまう事が有る。普段はそういう事を避けるため長袖・長ズボン・長靴・手袋姿で仕事をしているが最近あまりにも暑いので短い靴下に運動靴を履いて収穫作業をしていた。そんな時、足首に登りついてきた虫を動いた拍子に潰してしまったのかもしれない。この虫は、農薬を使わなくなってからよく見かけるようになった虫の一つだ。かぶれるのは厄介だがこういった虫が有機農業においては、重要な役割をしているのではないかとにらんでいる。

京滋有機農業研究会 会長の田中真弥さんが無減農薬野菜などの宅配サービスの会員向けに連載しているコラム「こころ野便り」を当サイトにも掲載させて頂いています。前回はこちら


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