セグロセキレイの小さな巣は、大きくなった子供達でぎゅうぎゅう詰めになっている。親はせっせと餌を取りせわしく子に運ぶ。幸い餌は、田中農園内で確保出来ている様だ。農作業の為近づくと警戒音を出して近くの高い所から監視している。その間子供たちは、微動だにせずじっとしている。親の発する警戒音にただ固まっているのか言付けを忠実に守っているのかは分からない。まだまだ産毛に覆われているもののあれだけ大きく成り、巣が窮屈になれば巣立ちも近いのかもしれない。もう少し頑張れ!それにしても親の奮闘ぶりが身に染みるのは、なんとか子育てを終えた者の実感なのかも。それだけに無事巣立ってほしい。
京滋有機農業研究会 会長の田中真弥さんが無減農薬野菜などの宅配サービスの会員向けに連載しているコラム「こころ野便り」を当サイトにも掲載させて頂いています。前回はこちら。