いつも畑にやって来るセグロセキレイ。でも今日は、様子が違う。くちばしに枯草の塊をくわえ落ち着きがない。いつもは、近くまで寄って来るのに今日は、目が合うとよそへ行ってしまう。これはきっと近くに巣が有るなと思って注意深く収穫中のほうれん草の葉をかき分けると、株もとに直径10センチ深さ5~6センチの巣が有った。それも2か所。土に穴を掘り淵は枯草でこさえたフェルト状の物で覆われフワフワしたものが敷き詰められている。卵は、未だ無かった。いやひょっとしたら有ったのかもしれない。と言うのは、ほうれん草を収穫しながら幾つか壊れた鳥の巣を見かけていたからだ。ネズミか、イタチに襲われたのだと思う。ほうれん草を収穫して巣が丸見えになってしまわない様に棒を立て目印にしておいた。そこは、暫くそのままにしておく。耕すわけにはいかない。
京滋有機農業研究会 会長の田中真弥さんが無減農薬野菜などの宅配サービスの会員向けに連載しているコラム「こころ野便り」を当サイトにも掲載させて頂いています。全開はこちら。