南方熊楠は、粘菌学者・知の巨人として知られるが自然保護活動の先駆者でもある。先日、妻と和歌山県田辺市に在る南方熊楠住宅を訪れた。資料館が併設されており熊楠の生涯を一通り知ることが出来た。常人ではない頭脳の持ち主で在る為、悩まされる事も多かった様だが、凄まじい行動力だ。その行動により守られた自然は多く現在の自然保護へと繋がる。住宅の裏は広い庭になっており、大きなクスノキの生える里山の雑木林の様だ。自然を模しよく手入れされ凛とした雰囲気の日本庭園では感じることの無い穏やかさが満ちる空間だった。
京滋有機農業研究会 会長の田中真弥さんが無減農薬野菜などの宅配サービスの会員向けに連載しているコラム「こころ野便り」を当サイトにも掲載させて頂いています。前回はこちら。