「カナリア朗読劇場」の新作をお届けします。2022年の春から日本国憲法のシリーズを続けていましたが、今回は久しぶりの文芸作品です。朗読劇場では初めての宮沢賢治。賢治の童話の中でも「銀河鉄道の夜」と並んで人気の高い「セロ弾きのゴーシュ」を6回シリーズでお送りします。宮沢賢治自身も農民楽団の実現と自作の詩に曲を付けて演奏することを目指してチェロを購入し、練習していたそうです。でも、あまり上手ではなく、「ゴーゴー、スースー」と鳴る様な演奏だったとか（Wikipediaより）。その経験が作品に反映されている様に思われます。作品は賢治が亡くなった翌年の1934年（昭和9年）に発表されています。朗読はフリーアナウンサーの塩見祐子さん。動画の再生時間は4分52秒です。再生ボタンをクリックして朗読をお楽しみください。