投票できる環境づくり

先月末には衆議院選挙がありましたが、「投票できる環境の保障」が話題になっていました。能登の被災地で、投票所の数が減らされたりしたことは大手メディアでも報道されていました。有権者が実質的に投票できない状況に追い込まれることは、重大な問題だと思います。
一方、投票可能時刻を繰り上げてしまう投票所が、全体で4割にも上ることもネット上では問題視されていました。投票所の運営や立ち合いにあたるスタッフの負担の問題を考慮してのことだそうですが、投票可能時間が地域によって異なるのはどうなのでしょうか?


韓国の選挙の仕組みが大変面白いと思いました。これから日本は少子高齢化が進んで、人手不足になります。そんな中でも投票所をしっかりと運営するためにも、良い方法なのではないでしょうか。また、与党の都合による恣意的な解散を防ぐ効果もありそうに思います。


アメリカでも大統領選挙がありましたが、車を持っていない人やマイノリティの人たちが投票に行きにくい状況がつくられつつあることが問題になっています。



正直な話、「成人年齢になったら選挙に行ける」ということは、当たり前のことだとずっと思っていました。実際にはその当たり前が、じわじわと揺らいでいるのかもしれません。
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西垣順子<大阪公立大学 高等教育研究開発センター>
滋賀県蒲生郡日野町生まれ、京都で学生時代を過ごす。今は大阪で暮らしているが自宅は日野にある。いずれはそこで「(寺じゃないけど)てらこや」をやろうと模索中。老若男女、多様な背景をもつ人たちが、互いに互いのことを知っていきながら笑ったり泣いたり、時には怒ったりして、いろんなことを一緒に学びたいと思っている。著書に「学生と考えたい『青年の発達保障』と大学評価(晃洋書房)」(編著)など。


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