ベッド周りに設置すると良いものがあれば教えて下さい
フローリングの部屋にベッドを置くと、足元が滑ることがあります。裸足で寝ていれば問題ないのですが、寒い季節は足が冷えるからとソックスを履いたまま寝る人もおられます。床の状態にもよりますが、スリッパは勿論、ソックスも滑ることが結構あります。そうした時にはフローリングの上にピタッと吸着する薄いマットが役立ちます。「吸着蓄光みちびきマット」というのを私も使っているのですが、夜、トイレに起きた時などにトイレの方向を光る矢印で誘導してくれるので、暗くてもよく見えます。夜中の寝室は暗いうえに目が覚めてすぐはまだぼーっとしているので、ふらつくことがあって危険です。マットがあると足元が滑らないのと、ちょっと光ってくれるので、部屋を明るくしなくても良いので便利です。
夜間に足元を照らしてくれる足元灯もあると良いですが、足元灯だけでも意外と眩しく感じます。人によっては真っ暗でないと眠れないとか目が眩しくなるのが嫌だ等、それぞれ好みがありますが、真っ暗が好きな人も寝ている時は上や横を見ているので、足元のマットはそれほど気にならないと思います。夜間にトイレに起きた時などの足元を安定させて転倒などを防ぐ意味では大事なものだと思います。勿論、足元灯や近づいたら光るセンサーライトがあるのも一つの方法ですし、こうしたものを置くのもひとつです。色んな方法で足元を明るくすることはとても大事です。畳の部屋にベッドを置いている場合は残念ながらマットの吸着が難しいと思いますが、足をおろした時に滑らない様に体重がかかるとピタッと動かないシートはたくさん売られています。
※「高齢生活研究所」所長 浜田きよ子さんの排泄や福祉用具にまつわる話を、毎月紹介しています。前回はこちちら。排泄や介護に関する相談は排泄用具の情報館「むつき庵」まで。