菅直人元首相引退~「虎に翼」のこと、市川房枝さんのこと、福島原発事故のこと

9月まで放送されたNHKの朝ドラ「虎に翼」は日本初の女性弁護士、判事、裁判所長を務めた三淵嘉子をモデルにしたフィクションでしたが、原爆裁判や尊属殺人等の実際の事件を扱ったり、主要人物にはそれぞれモデルがいたそうです。

「虎に翼」に立花幸恵という女性の地位向上の為に活動する女性代議士が出て来ました。インパクトのある風貌で、演じた伊勢志摩さんが注目されましたが、ある程度の年齢の人なら、あれは女性参政権運動を行った市川房枝さんがモデルだとわかると思います。私が子供の頃には市川さんはまだ活躍されてましたから、よく憶えています。若い頃は政治に殆ど興味がなかったので知らなかったのですが、一度引退されてたんですね。

引退していた市川さんを再び政治の世界に戻したのは、菅直人元首相だとか。菅さんは市川さんの弟子くらいの軽い認識でしたが、今回の引退で初めて知りました。その経緯や市川さんとの関係は色々ある様だけど、市民活動家出身だけあって世襲政治家とは違う総理大臣でした。

「悪夢の民主党政権」という安倍さんと電通が創ったキャッチコピーの影響で、一般的な日本人の菅さんの評価は低い様ですが、リンクしたXを見ると専門知識のある人ほど菅さんの福島原発事故の際の対応を評価している様です。韓国、ドイツ、アメリカと海外での評価もとても高いんですね。そのことを多くの日本人は知らないと思いますが・・・。「見ている人は、ちゃんと見ている」とガメさん。でも「見ている人」が海外や専門知識のある人が大半なのが、残念です。安倍自民党や財界、メディアがそれだけ菅さんを恐れていたからなんでしょう、彼らの戦略が奏功した為に日本人は「見ていない人」にされたのだと思っています。かおるさんの投稿にもある様に、後々のためにも菅直人さんの功績をきちんと再評価するべきだと思います。(モモ母)


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