はいせつよもやま話~いつものベッドに手すりをつける

使っているベッドを高齢者がもっと使いやすくする方法はありますか?

今は布団でなくベッドで寝ている高齢者が多い様です。講演などで来場者に手をあげてもらっても、圧倒的にベッドが増えています。一般的なベッドは介護ベッドの様な介助バーはついていませんが、同じ様なバーがあれば確実に起き上がるのが楽になります。周囲に手すりがないベッドに後から付けられる手すりやL字型の介助バー的な役割をするものがあるんです。マットレスの下にフレームを敷いてベッドに固定するなど、とても簡単な取り付けで手すりになり、付けることで寝返りがしやすくなったり、立ちあがりが楽になったりします。
こうした商品には2つのタイプがあって、ベッド柵の様にベッドと並行になっていて、単純に握ったりするだけのサイドレール的なものと、介助バーの様にベッドと直角に張り出しているものがあります。ベッドの下に引き出しがある場合には、張り出しているタイプの方が引き出しの邪魔にならないメリットがあります。これが良いのは、ポケットが付いていることです。ポケットにリモコンやスマホ等、ちょっとした物を入れることが出来るので、とても便利です。なかなか実物を見るのは難しいのですが、介護ショップに行けば取り寄せてくれますし、カタログでどんなものか確認することも出来ます。但し、フレームがパイプのベッドだと取付られないことがある為、買う前にメーカーに連絡をした方が良いでしょう。介護保険対象の介助バーと違って、こうした手すりは介護保険の対象外で、あくまで自立の人向けの商品です。

高齢生活のあれこれをQ&A形式でお伝えします。はいせつケアや福祉用具など高齢生活に関する困りごと、疑問などを  info@canaria-c.net までお寄せ下さい。

「高齢生活研究所」所長 浜田きよ子さんの排泄や福祉用具にまつわる話を、毎月紹介しています。前回はこちら。排泄や介護に関する相談は排泄用具の情報館「むつき庵」まで。


Warning: Use of undefined constant php - assumed 'php' (this will throw an Error in a future version of PHP) in /home/canaria-club/www/wp-content/themes/mh-magazine-lite/content-single.php on line 21

Warning: Use of undefined constant php - assumed 'php' (this will throw an Error in a future version of PHP) in /home/canaria-club/www/wp-content/themes/mh-magazine-lite/content-single.php on line 30