最近、野菜がビックリするくらい高いですね。私は数年前からリボべジにハマっていて、野菜を買うインターバルが長くなって節約になるのと、捨てていた所を利用するから流行りのSDGsにもなるので、人にもおススメしています。リボべジはリボーン(再生)ベジタブル(野菜)の略で、野菜のヘタから再び成長させる「再生野菜」のこと。ネットで「リボべジ」を検索すると、やり方を指南した記事がいくつも出て来ます。
ネギに次いで青梗菜も再生率が高くておススメです。葉物野菜を再生させる時のポイントは、真ん中の成長点(新芽)を残すこと。青梗菜も春以降は失敗してましたが、今はまた順調に再生しています。ホウレン草やフリルレタスでもやったけど、青梗菜が一番成功率が高いです。ちなみに私はうまく行きませんでしたが、水耕栽培でホウレンソウや小松菜を再生している人もあるので、興味がある方はコツを検索してみて下さい。
人参やカブ等の根菜は、ヘタを土に埋めておくと葉っぱが出て、成長すれば人参葉のお浸し等にして食べることが出来ます。春にリボべジした人参葉や青梗菜はどんどん成長するので、どこまで大きくなるか試していたら、花が咲きました。植物の再生能力ってすごいなと感心しましたが、花が咲くまで成長すると葉は硬くなるので食べられません。余談ですが、知り合いにパイナップルを食べた後、葉っぱをリボべジしている人がいて、いつも冬に枯れるそうですが、室内で越冬させると2~3年で実が出来るそうです。そのことをお知らせしたので、今年は室内で越冬させると言っていました。いつか実がなるでしょうか。
水耕栽培は雑菌がつきやすいせいでしょう、リボべジのスペシャリストたちは再生させた野菜は火を通して食べることを薦めています。私はネギは生のままで薬味にしていますが、生育環境によると思うので、その辺りは自己責任でお願いします。リボべジの定番、豆苗は今も水耕栽培にしてるけれど、土に植えるとさやえんどうが出来るという記事を最近見て、土に植えてみました。
コロナ禍に家にいる時間が増えたせいでしょうか、ご近所で家庭菜園をされてる家をよく見かける様になりました。私のリボべジは水やりだけで追肥などはしないし、所詮はヘタや根っこからの再生なので家庭菜園が趣味の人みたいにうまくいかなくても仕方ないと割り切っています。まして農家の方たちが作る様な美味しい野菜は期待してませんが、プロの技術のすばらしさや天候不順な中で育てる苦労を身近に感じる様になりました。近所の畑を見ても以前は単なる「畑」だったのが、あれはブロッコリーの葉だなとかキャベツの育ち具合が見事だなと目が行く様にもなりました。収穫出来たら出来たで、失敗したらしたで、その成長過程が面白い。マンションでもベランダで簡単に出来るので、お子さんと一緒に観察したり、おうち時間の楽しみに挑戦しては如何でしょうか。(モモ母)