初めて足寄町という所に行った。廃線になったJR足寄駅の跡地が道の駅になっていた。入ってみると一角に松山千春コナーが有り、歌手松山千春の足跡が辿れる。私は、松山千春のファアンと言うわけではないが農業がとてもしんどかった時たまたまラジオから流れてきた「大空と大地の中で」にとても励まされ、歌詞の一言ひとことを噛みしめた。「振り返るにはまだ若い」の歌詞に「今は、前だけを向こう。」繰り返しこの曲を聴いて頑張った。そして50歳をとうに越え、昨年から今年に掛けてひょんな事からこころ野便りの中で自分の過去を振り返る事になった。そして無性に北海道に行きたくなり就農した息子に仕事を任せて妻と北海道旅行に出た。懐かしい場所を辿ったが、予期せず初めて訪れた足寄町が松山千春の故郷だったとは!「大空と大地の中で」の歌碑が有り、石に彫られた千春の手形に自分の手を添えると大音量で歌が流れ始めた。
京滋有機農業研究会 会長の田中真弥さんが無減農薬野菜などの宅配サービスの会員向けに連載しているコラム「こころ野便り」を当サイトにも掲載させて頂いています。前回はこちら。