12月14日にお伝えした「米原風力発電計画」についての続報(12月14日の「今日のカナリア」の記事)。
米原市は12月26日に滋賀県に対して「衝突事故など希少猛禽(もうきん)類への重大な影響が懸念される」などとした意見書を滋賀県に提出した。
原発事故後再生可能エネルギーへの転換は誰もが望むところではある。しかし、安易に風車を作ればよいという発想は危険性をはらんでいる。(山林などの)開発や(現在の一般的な)風車の建設には常に環境への影響が懸念されるためである。これでは何のための「環境にやさしいエネルギー」なのか本末転倒となってしまう。意見書で取り上げられている危惧には絶滅危惧種であるイヌワシの西日本での絶滅につながる可能性や猛禽類のバードストライクだけでなく超低周波音や騒音、風車の影による住民への重大な影響が挙げられている。今後三日月大造知事の動向が注目される。(かわせみ)
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風車計画、イヌワシへ影響懸念 滋賀県に米原市が意見書 : 京都新聞http://kyoto-np.co.jp/politics/article/20171226000149
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イヌワシ営巣地の風力発電、中止を 滋賀、研究者ら意見書 : 京都新聞http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20171219000152