節分が過ぎて、暦の上では春。でも、実際は、今の時期はまだまだ体の芯まで冷え込む時期。そんな中で、これから春らしさをポツポツと見つけていける楽しみがあるわけですが、それにしても、オミクロン株の勢いがすさまじく、いろいろと不安な気持ちも広がる今年の2月の始まりです。
年末年始から、2月、3月に感染症が広がるのは、新型コロナウィルス出現後だけでなく、例年はインフルエンザが勢いよく広まっていることがありました。受験生にとっては、学力の向上は当然大切ですが、それ以上に「当日、無事に受けに行く」ということは、言うまでもなく大切なことです。
しかし、体調管理は本人の努力だけでどうにかなるものでもなく、いくら気を付けていても、病気になってしまうことがあります。受験生でも、受験生でなくても、体調を崩すことは身体もつらく大変なことですが、特に人生の岐路に立っている人にとっては、大変だったではすまない場合もあります。
今年も、受験生への配慮は幾らか行われているようですが、一方で、やはり受験のその日に新型コロナウィルスの陽性や濃厚接触者となって自宅等待機となった場合、思ったところを受けられないということもあり得るようです。
これだけ広がっている感染症であり、また、感染力が強いため、自分の注意だけでは防ぎきれない場合があります。だからこそ、受験が思ったようにできないと、その悔しさをどこに持っていったらいいかがわからなくなることもあるでしょう。
学校で、受験のために頑張ってきた子どもたちを見ていると、とにかくまずは当日、ベストコンディションで受験の席に座ってもらいたいと思います。そして合格するために、少しでも勉強を深めてほしいと思います。一方で、学級閉鎖が増えてきていて、感染防止対策として学校を休んでいる子どもも少なくないです。安全性の確保と、学ぶ機会の確保のバランスが、これほどまでに難しい時期はいままでなかったのではないかと思います。
もう2年も新型コロナウィルスに振り回されていますが、今できることは、結局基本的な感染予防策をきちんと守る、ということだと思います。そして、適度に食べ、適度に運動し、身体を疲れ切らない、冷え切らないように、温かくして、休憩もしっかり取る、ということでしょうか。
今の時期「がんばれ、受験生」という言葉をよく目にしますし、受験する子どもや、国家資格などを受験する皆さんを応援しています。応援する側は、気持ちとして応援するだけではなく、基本的な感染予防をしっかり行うことで応援することができます。
自分を守ることで、周りの人も守れる。みんなで生きていく社会においては、大切な考え方だなぁと思います。
福は内、鬼は外。幸多い毎日がつづいていきますように。