カナリア倶楽部では今年６月京滋有機農業研究会 会長の田中真弥さんを招いて「カナリアカフェ」を開催しました。その模様を３回シリーズの動画で紹介していきます。初回はこちら。パート2は12月18日(月)に公開予定です。田中さんの話を初めて聞いたのは10年以上前ですが、田中さんの畑には青虫もいるけど、青虫に寄生するアオムシコバチもいるので、農薬を使わなくても青虫はモンシロチョウになる前に大半が死んでしまうそう。虫を排除するのでなく、いろんな虫を共存させることで野菜に悪さをしないバランスを保つという発想が、とても印象的でした。そんな田中さんから京滋有機農業研究会2017年度公開イベント「潜在『農力』を見つける異業種クロストーク」のお知らせが届きました。

自然の営みと深くかかわることで見えて来るものを、社会に生かせないか。他の分野の人たちに有機農業に魅力を感じてもらうきっかけにならないかと「有機農業×子育て＝希望」をテーマに企画されたそうです。さまざまな生きものの多様性を大切にして、病害虫の発生を少なくするように、子育ての中でもそれぞれの子どもの不適格なところを排除するのではなく「あるがまま」を尊重することで「自己肯定感」の持てる子どもへと育ち、結果として心地よく暮らせる社会が育まれるのでは、と田中さん。興味のある方は京滋有機農業研究会のサイトから申し込むことが出来ます。(モモ母)