児童文学「ドリトル先生」シリーズを、『アイアンマン』シリーズなどのロバート・ダウニー・Jrら出演で映画化。ドリトル先生が、動物たちと共に冒険に繰り出す。
アントニオ・バンデラス、マイケル・シーン、ジム・ブロードベントが共演するほか、動物のボイスキャストをエマ・トンプソン、ラミ・マレックをはじめ、トム・ホランド、オクタヴィア・スペンサー、ジョン・シナらが担当する。
《あらすじ》
腕のいい医師で、動物と会話ができるドリトル先生(ロバート・ダウニー・Jr)は、さまざまな動物たちと大自然の中で暮らしていた。ある日、女王が重病だと聞いた彼は、女王を救える唯一の治療法を知るために、助手のスタビンズ少年をはじめ、オウム、ゴリラ、アヒルたちと一緒に伝説の島へ旅立つ。
アイアンマン/トニー・スタークや『シャーロック・ホームズ』シリーズのタイトルロールに続いて、新たにロバート・ダウニー・Jrが見事にはまった本作。とはいえ、原作ではもっと常識人に近い英国紳士だったドクター・ドリトルに加えて妻の死という喪失感を与えたことで、引退同然のエキセントリックなキャラクターに変身させてのお目見え。
映画冒頭の「秘密の花園」風の、広大な動物屋敷は面白い。動物どうしの会話が傑作で、「ドラゴンフライ」(トンボ)が、火を吐く恐竜の「ドラゴン」に、同じ「ドラゴン同士だから、仲よくしよう!」などと、話しかけて、ぶっ飛ばされる・・・なんて場面もあったりして。
★★80点★★