好調だった経済が、コロナショックで失速!・・・果たしてコロナの所為なのだろうか。グローバル新自由主義経済の負の側面をウイルスがあぶり出した様な気がする。今の世の中、泳ぎ続けなければ呼吸すら出来ずに死んでしまうマグロの様だなと思っていた。会社も経済も成長し続けなければならない。しかし成長し続けることって本当に可能なのだろうか。政治家は、コロナ危機が過ぎれば経済をV字回復させると意気込むが、寒い冬の間じっと水底でで水が温むのを待つことの出来る鯉の様な生き方の出来る社会構造への転換を果たせないものだろうか。自粛の所為か寒気の所為かすんだ夜空に星がきれいだ。大海原を回遊するマグロもカッコいいが、竜門の滝を登り切った鯉は、天に上り竜になると言う。
京滋有機農業研究会 会長の田中真弥さんが無減農薬野菜などの宅配サービスの会員向けに連載しているコラム「こころ野便り」を当サイトにも掲載させて頂いています。前回はこちら。