学校保護宣言:小学校爆撃・虐殺の報をうけて

米国とイスラエルによるイランへの軍事攻撃が始まってしまいました。開戦直後にイラン南部にある小学校(女子小学校)への爆撃があり、児童110人を含む160-170人が亡くなったというニュースが流れてきました。その後の調査でこの爆撃は、米軍によるものであったことが報じられています。ロイター、CNN、BBCのニュースを挙げておきます。




思い出したのは、2018年にカナリア倶楽部で書いた「学校保護宣言」です。

学校は建物が頑丈であることなどの理由で、戦争利用されやすいのですが、それは教育への攻撃でもあります。そういう事態を避けることをめざした宣言です。詳しくはこちらの記事を読んでください。

2026年現在、G7では日本だけが賛同をしていません。「アメリカも賛同しているのに小学校を攻撃したではないか」という指摘もあり得ます。しかし、トランプ政権であっても「やってはならないこと」という認識はあり、最初は「イランがやったのだ」と強弁していたトランプ氏も、メディアの追求等を受けて歯切れの悪い応答をせざるを得なくなっています。そもそも、米軍のトマホークが使われたという情報がメディアに出てきたこと自体、米国政府内の状況を物語っているように思います。爆撃による虐殺を防ぐことはできなかったのですが、次の犠牲を今のところは防いでいるし、防がなければならないという考えは共有されているように思います。
上の記事を読むと、日本政府も賛同に向けた調整を全くしていないわけではないような答弁を、茂木大臣がしているようです。実際はどうなのでしょうか。
2018年の段階では、「がっこいしょ」という高校生のグループが防衛省に対して、学校保護宣言に賛同するように直談判をしにいきました。

日本政府も行動を起こしてほしいと思います。
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西垣順子<大阪公立大学 高等教育研究開発センター>
滋賀県蒲生郡日野町生まれ、京都で学生時代を過ごす。今は大阪で暮らしているが自宅は日野にあり、いずれ帰る日のための準備を模索中。老若男女、多様な背景をもつ人たちが、互いに互いのことを知っていきながら笑ったり泣いたり、時には怒ったりして、いろんなことを一緒に学びたいと思っている。「地域がつくる子どもの居場所(サードプレイス):不登校になっても孤立しないまちづくり」(晃洋書房)、「学生と考えたい『青年の発達保障』と大学評価」(晃洋書房)(いずれも共編著)など。


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