こころ野便り 325

発酵肥料の仕込みは、ほぼ毎日行っている。材料のオカラと米ぬかも毎日引き取りに行く。まだ湯気の立っているオカラと米ぬかを混ぜ合わせ積みあがる。前日までに積み上げた発酵中の肥料の山はすでに 60℃まで温度が上がっている。そこに積み重ねるのですぐに発酵が始まる。1週間ほど寝かせて切り返しながら空気を混ぜ込み場所を移動させる。冬の寒い日の切り返し作業は、前が見えない程の湯気に覆われる。人間なら火傷してしまうほどの温度の中、活発に活動する微生物またその熱に耐えきれず死んでしまう微生物。そんな事を何度か繰り返し微生物の営みが野菜の栄養を作る。オカラなど放っておけば直ぐ腐敗するのに人が少し手を加える事で腐敗が発酵に変る。酒造りほど厳格ではないにせよ醸し出されたものが土を通し野菜に影響を与えていることが面白い。

京滋有機農業研究会 会長の田中真弥さんが無減農薬野菜などの宅配サービスの会員向けに連載しているコラム「こころ野便り」を当サイトにも掲載させて頂いています。前回はこちら


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