はいせつよもやま話~将来を見据えた住宅改修を

住宅改修をする時に他にも考慮した方が良いことはありますか?

前回は玄関のドアや階段の幅は広い方が良いという話をしました。同様に廊下もある程度の幅があった方が絶対に良いと思います。廊下は普段あまり意識しないかも知れませんが、幅が広い方が物を運ぶ時にスムーズですし、将来歩くのが難しくなった場合、いくら玄関ドアが広くても廊下が狭くて車椅子で通ることが出来なければ、外出する際に苦労します。そしてトイレもバリアフリーにしておく方が便利です。最近はトイレやお風呂をバリアフリーにする家が増えました。ユニットバスで脱衣場と同じ高さの浴室も増えています。また、ベランダと部屋に段差があると、大量の洗濯ものや重たい布団を持ってベランダに出るのが大変ですし、段差につまずいて転倒するリスクがあります。危険がある状況は極力避けられる様にしておきましょう。家の中をバリアフリーにしておくと掃除ロボットも使いやすく、何かと便利です。
更に最近は引き戸の家が少ない様ですが、横に開く引き戸はとても便利です。ドアが前後に動く開き戸は開けた時にぶつかったり、物が邪魔になって開きづらくなることがありますが、引き戸はそうしたストレスがありません。年を取って身体機能が低下してからも安心して住み続けられる様に、若く元気な時から様々な配慮をしておくと良いでしょう。

「高齢生活研究所」所長 浜田きよ子さんの排泄や福祉用具にまつわる話を、毎月紹介しています。前回はこちら。排泄や介護に関する相談は排泄用具の情報館「むつき庵」まで。


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