ここしばらく草引きに追われている。野菜を作付けした畝や緑肥作物の畔際など何度も管理機で中耕除草しているが、少し残ったものが油断したすきにまたはびこってしまった。百姓の性として生えた草はどうしても抜かずに居れない。一日の仕事を終え夕方からが草引きタイム。６時頃から日没照明が無いから暗闇に包まれ見えなくなるまで。日中の酷暑から解放されて、けして涼しくはないが風が心地よい。コウロギなども鳴き出す。早い梅雨明けに始まった暑いあつい今年の夏にも秋の気配を感じる時間が好きだ。それにしても酷暑の続く乾いた土にはびこる草の強さには感服する。多量の種が土の上に落ちているのが見える。また来年も格闘せねばならない。

京滋有機農業研究会　会長の田中真弥さんが無減農薬野菜などの宅配サービスの会員向けに連載しているコラム「こころ野便り」を当サイトにも掲載させて頂いています。前回はこちら。