アリガタアオハネカクシは間違いで、アオバアリガタハネカクシだった。調べてみるとヤケド虫として人には害虫扱いされている。しかし、雑食性で主に小動物を捕食しウンカなどを食べるため農業では、益虫とされるという記述が有った。多分色々な虫や卵も食べているのだろう。思っていた通りだった。そんな事例は、虫だけに限らず何か特定の生き物だけが大繁殖しないような自然界の掟が有り、それが機能しているに違いない。現在使用されている農薬は、昔の農薬に比べて人への影響は少なくなったと言われているが、自然界の掟を人間なりの解釈と知恵で作ったものが農薬だ。広大無辺の自然に対し人知がどれほどまで理解できているのか。自然と対峙した時自分の小ささがよく分かる。
京滋有機農業研究会 会長の田中真弥さんが無減農薬野菜などの宅配サービスの会員向けに連載しているコラム「こころ野便り」を当サイトにも掲載させて頂いています。前回はこちら。