日傘のススメ

ここのところ西日本は雨の日がありますが、晴れの日はとても強い日差しと高温の日が続きます。台風も心配ですが、晴れたらそれはそれで心配・・・。気象気候に関しては、ここのところ心配はつきません。

ところで、日傘は使っていますか?

私が子どもの頃(かれこれ、40年ぐらい前)には、日傘を使うのは女性でしたが、そんなにみんなが使っているわけではなかったように思います。そういえば、その時代の女性は、夏には日焼けした小麦色の肌が魅力的だという考え方もあったような・・・。少なくとも、日傘の利用に関しては、男性が使うというイメージはなく、ましてや子供が日傘を使うということもありませんでした。

思い出すと、私には年子の妹がいるのですが、彼女は色白で日に当たっても赤くなり黒く日焼けしない体質でした。日に焼けることを好まず、小学生の間は夏休みに他の子どもたちのほとんどが真っ黒に日焼けしている中、色白のままでした。夏休みがおわると、一人だけ白いことを教室で指摘されたことなどをぼやいていたことが思い出されます。今では、日焼けの害を気にする大人は多く、日焼け防止のために日焼け止めを塗ったり、日焼け対策のウォームカバーをつけるなど、その対策は大人に限らず、子どもにも気を遣う場合が増えました。この数十年間で、夏の肌の好みは小麦色が良いというものよりも、夏でも日焼けに気を付けて焼けないようにするのが常識になったかとおもいます。

しかし、長らく、日傘はある程度の年齢以上の女性のものでした。子どもや男性は、外を歩くときに何かつかうのであれば、まちがいなく帽子しか選択肢がなかった状況です。ところが、ここの所、日傘ユーザーが増えてきました。小中学校の登下校を見ていると、複数の日傘をつかう子どもがみかけられます。女の子が多いですが、たまに男の子もみかけます。また、街の中でも日傘を使う男性が見られるようになりました。ここ数年のうちの、夏の風景の大きな変化だと思います。

日傘を使ったことがある方は実感されていると思いますが、帽子をかぶるのとは段違いに日傘は涼しいです。防止のように頭が群れることはなく、髪型が崩れることはなく、自分に沿ってついてくる日陰を持ち運べる日傘は、持ち歩くのがめんどくさいことを除くと、とても快適です。

私は、街の中で会社に向かうワイシャツ姿の人たちが日傘をさしているのを見ると、なんとなく安心できますし、登下校中の元気な子どもたちが日傘を使っていると微笑ましく同時に安心できます。

昨年、大学生125名を対象に日傘の使用を聞いたアンケ―トでは、使っていると答えたのは25%で、圧倒的につかっているのは女性ばかりだったのですが、そのコメントには日傘の利用を強く提案する声も多くありました。かつては美容での美白のための日傘の利用が多かったかもしれませんが、すでにそれ以上に、安全を守るための日傘必要性に意識が向き始めている人が増えているように思います。

日傘の良いところは、突然の雨にも多少は対応できると言う点です。晴雨兼用であれば、より一層問題ないでしょう。

できれば外に出ず、エアコンの効いた室内でのんびりしていたい今日この頃ですが、そうばかりもいられません。仕事に行くとき、学校に行くとき、身を守り快適に過ごせる工夫としての日傘の利用は、男女大人子ども問わず、大いにアリだと思います。そして、これまで日傘をつかってこなかった男性や子どもの利用にも、社会が当然にそれが安全のため健康維持のために必要だと認識できるものであってほしいと思います。

これは私のある日のご飯です。自慢げに人に見せられる食事内容ではありませんが、見ていただきたいのは、この立派な白いとうもろこし!地元の兵庫県南部にはとうもろこしの名産地がありまして、近くの大きな農協系販売所では生食が可能なとうもろこしが手に入ります。それが、これです。テレビの食レポなどをみていると、どんな野菜をたべても「甘いですね」というコメントが頻繁にみられますが、このとうもろこしは「甘い」以外の形容詞がみつからないほどに甘いです。みずみずしい甘さというよりも、甘すぎてねっとりした感じにおもうほどに、甘いです。ここまでくると、個人の好みの域に入っているようで、私としましては、茹でたあとの落ち着いた甘さの方がすきなのですが、とはいえ、夏になると「今年のとうもろこしを味わって見なければ!」というときには、とりあえず生食をする習慣が、ここ数年は身についています。みなさまも、機会があればぜひどうぞ。もぎたてフレッシュな生とうもろこしの甘さを体験してください。

 


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兵庫県在住。「福祉×ICTで、毎日を安心安全に、心豊かに。あなたに寄り添う相談援助」をモットーに『森のすず社会福祉士事務所』開業。成年後見等による高齢者・障害者支援、認知症の方と家族の支援ならびに防災と福祉の地域啓発活動、スクールソーシャルワーカー、各種研修講師などの活動に取り組んでいる。2022年から同志社大学社会学研究科の後期課程博士課程院生、休学しながら在学中。大阪公立大学UReC特別研究員として防災関連研究にも従事。カレーと豆好き。犬大好き。社会福祉士、公認心理師、防災士。介護支援専門員。第1種大型自動車免許、2級FP技能士、第2級アマチュア無線技士。