こころ野便り~農業と自然 13

セグロセキレイが、卵を温め始めた。巣が、出来上がっているのに鳥の姿があまり見えなかったのでまた失敗かなと思っていたら、翌日小指の先ほどの大きさの卵が1つ巣の中にポツンと有った。でもやっぱり親の姿が見えない。翌日卵が2つに増えている。でもやっぱり親の姿は見当たらない。三日目息子がそっと様子を見ると親が卵を温めている。人が近づいてきたので息を殺して潜んでいる様だった。調べてみると卵を全て産みそろえてから抱卵を始めるらしい。という事は、卵は、全部で三つ有るのかな。卵を全て産み終えるまで見つからない様なるべく巣に近づかない様にしていたのかもしれない。土の上には、小動物の足跡がある。無事巣立ってくれれば良いのだが何か気が気じゃない。ケリを見守るケリ研究会のご夫婦の気持ちが分かる。2度目の抱卵を始めたケリの巣は、トラクターに耕されてしまったらしい。水田で巣作りをする鳥には、よくある事らしい。もともと河川の氾濫域に巣作りをする習性らしく増水時に流されてしまう事もよくあるらしい。

京滋有機農業研究会 会長の田中真弥さんが無減農薬野菜などの宅配サービスの会員向けに連載しているコラム「こころ野便り」を当サイトにも掲載させて頂いています。前回はこちら


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