季節の目安として暦が、二十四節季・七十二候に分けられている。二十四節季は、15日毎。七十二候は、5日毎。そしてそれぞれに名前が付けられている。実際そんなに細かく季節が変化しそれを感じているのだろうか。目まぐるしい日々の生活からそれを感じる事はあまりない。今収穫中の路地野菜は、昨年の11月の中頃に種を蒔いたものだ。約4か月を掛けてゆっくり生育した野菜だ。1週間ほど前から収穫を始めたがその時は、まだ少し小さいかなと思いながら収穫し始めたが、今では大きすぎるほどに成長した。5日毎の季節の移ろいが目に見える。季節の変わり目は、変化が表れ易い。虫たちも土の中から動きが始まる。昨年は、この時期に土の中から湧き出たキノコバエの幼虫と思しき小さな生き物にほうれん草の新芽が喰われ収穫を断念した。原因と思われるキノコの廃菌床の直接投入は、避けた。今のところ順調だが5日後の変化に不安が残る。
京滋有機農業研究会 会長の田中真弥さんが無減農薬野菜などの宅配サービスの会員向けに連載しているコラム「こころ野便り」を当サイトにも掲載させて頂いています。前回はこちら。