カナリア朗読劇場~「セロ弾きのゴーシュ」その4

6回シリーズでお届けする宮沢賢治の「セロ弾きのゴーシュ」その4です。三毛猫、カッコウに続いてゴーシュの家にやって来たのはタヌキの子どもでした。ゴーシュは入ってきたタヌキに「お前は狸汁ということを知っているかっ」と言います。たぬき汁は昔は本物の狸の肉を入れた味噌汁だったそうですが、Wikipediaによると「獣肉食が禁止されていた仏僧によって狸の代わりに凍りコンニャクをちぎって胡麻油で炒り、そこに良く擦ったおからを加え味噌汁にすると味がそっくりになることから、これが精進料理として広まった」とのこと。奈良県の宝蔵院や十二神社ではお正月にたぬき汁が作られるそうです。たぬき汁のことを言って脅かすゴーシュですが、朗読を聞くと、訪れた動物への対応が最初の夜から少しずつ変化していることがわかります。朗読はフリーアナウンサーの塩見祐子さん。動画の再生時間5分41秒です。再生ボタンをクリックしてお楽しみください。最初から振り返りたい時はこちら、その2はこちらから、その3はこちらからどうぞ。


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