家の小さな庭の紅葉は、きれいに色付いたまままだ1枚も散ってない。年々落葉が遅くなる。遅くとも12月中に葉は、すべて落ちていたのに昨シーズンは初めて年をまたいだ。今シーズンは、更に遅くなりそうだ。農協から残高不足で引き落としが出来ませんと連絡が有った。これもこの秋のせいにしたくなる。以前母が「あんた、ちょっと農薬使ったら完璧やのに」と。自らに禁じ手を課して試合に挑み見す見す負けるような阿呆な息子を哀れに思った事だろう。「ハハハ、そやな。」と返事をしたが、「お母さん、これが男の美学です。」と嘯けば良かったな。
京滋有機農業研究会 会長の田中真弥さんが無減農薬野菜などの宅配サービスの会員向けに連載しているコラム「こころ野便り」を当サイトにも掲載させて頂いています。前回はこちら。