今年の10月は観測史上最も気温が高かったそうだ。9月30日に今季最初の秋野菜の種を蒔いたが、11月1日の出荷再開予定日に合わせられるかその時点で予想が付かなかった。10年前なら9月30日播種の小松菜の収穫は、11月10日前後だったと思う。また気温が高いと夜盗虫等の害虫の被害が大きくなることも予想された。案の定11月に入っても畑に入れば沢山の蛾が飛び上がる。しかし、これ以上種蒔きを遅らせると寒くなった時生育が大幅に遅れてしまう。10月15日から11月上旬に掛けては、真冬に収穫する野菜の種蒔きを順次大量に行うが、播種のタイミングを計りかねるじれんまの秋だった。
京滋有機農業研究会 会長の田中真弥さんが無減農薬野菜などの宅配サービスの会員向けに連載しているコラム「こころ野便り」を当サイトにも掲載させて頂いています。前回はこちら。