皮膚科の診療所へは、息子と二人で行った。少し遅れて息子にも赤い発疹が出て来たのだ。ちょっと照れくさいような気がしたが診察室の小さな丸椅子に並んで座った。「では、息子さんから診ましょうか」と先生。ティシャツの裾をめくり毛虫に被れたのではないかと説明しながらお腹を見せた。「毛虫ですね。」「お父さんは?」私もお腹を見せた。「同じですね。お薬出しておきましょう。」ものの数分で診察は、終わった。待ってる時間の方が遥かに長い。診察後お昼時だったので近くのお店で定食を食べた。二人で痒い所を掻きながら「これでほんまに直んねんやろか。」「睦月(孫)やったら可哀そうやな。」「畑には、いろんな虫が居るし仕方無いな。」などと言いながら食べた。
京滋有機農業研究会 会長の田中真弥さんが無減農薬野菜などの宅配サービスの会員向けに連載しているコラム「こころ野便り」を当サイトにも掲載させて頂いています。前回はこちら。