こころ野便り~野菜を育てる事 11

まるで梅雨が明けた様な日が続き真夏の日差しと熱帯夜がやって来て茄子やオクラの収穫が一気に増えた。遅い梅雨入りまでは、夜の気温が比較的低くなかなか収量が増えなかった。遅い梅雨に入り雨が続くと咲き終わったオクラの花は、そのネバネバのせいで出来立ての小さなオクラの赤ちゃんから上手く離れてくれない。天気の良い日は、朝に開花した花は、夕方にはしぼみ翌朝にはポロリと落ちる。この一連の流れがスムーズに進まないときれいな実にならない。天気が悪いと光合成も出来ないのでオクラの木自体が弱ってしまう。そんな時、体力の負担になる実を自ら落としてしまう。茄子も天気の悪い日が続くと花を落としてしまう。実を付けるという事は、植物にとって負担が大きいのだ。だからと言って栄養を着けようと肥料を与えすぎると子孫を残す為の花を付けず脇芽ばかりが出てしまう。自然環境の中でバランスを取るのは、難しい。そんな事、AI農業が解決してくれるかな?完全にコントロールされた環境の中でなら可能化もしれない。しかし、「あるがまま」では、なくなってしまう。

京滋有機農業研究会 会長の田中真弥さんが無減農薬野菜などの宅配サービスの会員向けに連載しているコラム「こころ野便り」を当サイトにも掲載させて頂いています。前回はこちら


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