新年度が始まりました。新しい場所で生活が始まった方もいらっしゃると思います。
引っ越しをした方も、していない方も、一緒に自然災害への備えをしていきましょう!
まず最初は、ハザードマップの確認です。
お住いの地域や、確認したい地域の市役所・役場のホームページには、ハザードマップPDF等が掲載されているところが多いと思います。冊子での配布もされています。また、以下のサイトでは日本中のハザードマップを確認することができます。
- ハザードマップポータルサイト
- https://disaportal.gsi.go.jp/
ハザードマップを入手したら、確認することは
- どんなことが起こる危険性があるだろうか?
例)土砂崩れの危険がある、洪水になると水深2mを超える など
- 避難場所はどこか?避難場所へのルートは?
例)地震の時は〇〇中学校、洪水のときは〇〇小学校
全く危険が無い場所であれば安心ですが、日本全国、どこにいても地震に遭う可能性はあるので、油断は禁物です。洪水や土砂災害の危険が無い地域でも、「想定外の万が一」には備えておきましょう。
避難ルートは、実際に歩いてみましょう。今どのような道かお散歩をして確認することは大切です。川沿い、用水路沿い、蓋のない溝や水路は洪水の際には危険です。土砂崩れしそうな崖や、崩れそうな建造物がある場所、階段や橋など、崩れてしまったり、通るのが困難になりそうな場所を確認しておきましょう。
周囲に公衆電話はありますか?ついでに、交番、市役所と出張所、病院や消防署の位置も確認しておきましょう。特に引っ越しされて新しい街で生活を始められた方は、自然災害だけでなく、さまざまなトラブルに備えて事前の確認をしておくと安心です。
ハザードマップの確認と共に、お住いの建物についても確認しておきましょう。賃貸物件の場合は、契約時の説明もあったかと思いますが、今一度、建物の構造や建築年を確認しておきましょう。
また、転居された方は、ぜひ家の周りを歩いてどのような場所か、しっかり確認してください。家の裏側には何があるのか、道はどのようにつながっていて、どこに行き止まりがあるのか、などなど。探検してみましょう。
この時期、新しい暮らしが始まったり、新しい習慣が始まる季節。仕事や勉強や趣味活動を頑張ろう!と思っている方が大勢いらっしゃると思いますが、新しい習慣の一つに、災害について考える習慣をもつ、ということも取り入れてもらえると、日々の生活の安心が少し増えると思います。今年度も、一緒に取り組んでいきましょう!