先日虫が、何故火に飛び込むのかを説明出来る発見が有ったとのニュースが、有った。先ず今まで分かっていなかった事に驚いた。もちろん私が知っていたわけではないが、様々な科学技術が目覚ましく発展している現代にあって、身近で誰もが目にした事のある光景に未知なるものが、含まれていたとは面白い。害虫駆除の為に設置されていた誘蛾灯は、経験的な視点から編み出された装置だったのだ。昆虫は、日の光などで上下を判断し光に背を向けて飛行する習性があり、そのため光源が人工的なものの場合、それに背を向けて飛ぶと結果的に何時までもグルグルその周りを回ることになってしまう。光源に背を向け上に来た時は、光源に落下してしまう。それが、自ら火に飛び込む様に見えるという事らしい。当たり前の中に不思議がいっぱい。
京滋有機農業研究会 会長の田中真弥さんが無減農薬野菜などの宅配サービスの会員向けに連載しているコラム「こころ野便り」を当サイトにも掲載させて頂いています。前回はこちら。