漂白剤入り水を韓国人女性客に出した「銀座天一」事件にみるこの国の瓦解

先月31日銀座三越12階「銀座天一 銀座三越レストラン店」で客に漂白剤の入った水を出す事件がありました。

上の記事によると天一の本店は武者小路実篤ら白樺派がサロンとして愛用するなど、文化人や政財界の重鎮が御用達とした天ぷらの名店だそうです。そう言う店はホスピタリティも一流と思っていたのに、店員が苦しむ女性に「ここで吐くと迷惑です」と言ったり、おかしいと指摘された水を無言で持ち去って捨てようとしたり。ありえない対応だなと違和感を感じていたら、中央日報が入院した被害女性が韓国人で「韓国人であることを知ってわざとやったこと」と主張していると報じ、嫌韓による故意の可能性が浮上しました。

韓国政府から「公正な捜査」の要請が入る事態に発展。

一方で故意ではなく過失の可能性が高いとの見方も。

捜査結果が待たれますが、故意でなくてもヘイトクライムと思わせてしまう状況を作ったこと、一流店とされる店がヒヤリハット対策を怠ってた事実にオドロキです。店側や三越の対応も事の重大さを認識してなそうで気になります。

事件後に当該店に行った菅野さんのポスト。予約していくと店員さんは「「お待ちしておりました」に続いて、「いま、片付けます」と言ったと。さらに表示(Show more)をクリックすると全文読めます。

続報が出た時に最初に記事を読んだ時の違和感は人種差別が絡んでいたからなのかと思いましたが、この国の劣化のすさまじさ、昨今の「おもてなし」の薄っぺらさに起因していたのかも知れません。日本を代表する銀座で、高級店として知られる老舗がこうなっていた、もうこの国はかつての文化が瓦解しているんだなと。

天一とは関係ないけど、薬の行商団9名が朝鮮人などを取り締まる自警団に殺害された大正12年の事件を描いた映画「福田村事件」を見た女性(日本人で韓国人男性と結婚されてる様です)のポストも印象的だったので、リンクします。

そういう時代だったんでしょう、祖母はごく普通に朝鮮人蔑視発言をしてましたし、そうした家族の中で育った自分も存在意識にある差別はあると認識しています。天一の事件の真相は捜査待ちですが、「がんこ寿司」が韓国語の案内だけに水を有料と表記したり、各地の寿司店で韓国人客にわさびテロ(わさびを大量に入れること)をしたりもしてました。国の劣化が進むと存在意識にある差別が一気に表面化するのだろうと思うと暗澹たる気持ちです。(モモ母)


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