夏野菜の定植作業が始まった。初夏の日差しに汗をかきながらの仕事に季節の進みを感じる。
それにしても雨の日が多い。天気図には梅雨前線の北上が見られる。土の乾きを見て畝立てのタイミングを計るが、また次の雨雲が接近しつつある。葉物野菜の収穫の終わった畑には雑草だけが残っていて、これを放っておくと、雨が降ればみるみる草に覆われてしまう。手っ取り早くトラクターで鋤き込むことも出来るが、すぐに雨が降れば再生も早い。やはり手で抜くのが良いのだが、時間が掛かる。慌ただしかったが、なすやオクラ諸々の夏野菜を植えつけることが出来た。後は、モロヘイヤとツルムラサキをタイミングを見計らって植えることになる。一つの作業自体を息子に教えることはた易いが、タイミングの計り方やベストな方法の選択・順位をその時その時判断してゆくことを教えるのは難しい。
京滋有機農業研究会 会長の田中真弥さんが無減農薬野菜などの宅配サービスの会員向けに連載しているコラム「こころ野便り」を当サイトにも掲載させて頂いています。前回はこちら。