1月初旬に咲き始めた梅が5分咲き程になって来た。風に乗り梅の花の香りが仕事中の鼻にもやって来る。腰を伸ばし顔を上げ胸を開く。町の中ではなかなか深呼吸も出来ないのかな。セアカゴケグモやヒアリのことはすっかり話題に上らなくなったけれど、良くも悪くもいろんなものが日本に意図せず入ってくる。日本の自然環境を守るには、鎖国しかないなと思ったこともある。しかし、今ロックダウンと言う言葉を耳にして、現実的ではないと思っていた手段を持ちいらざるを得ないことが起こっている。治療薬やワクチンの開発で病気の克服は可能かもしれないが、事が過ぎた後忘れ去るのではなく、医学的な面からだけでなく多様な方面から新型ウイルスのパンデミックに至った原因を検証してもらいたい。新自由主義的な発想が、拍車を掛けた様な気がしてならない。
京滋有機農業研究会 会長の田中真弥さんが無減農薬野菜などの宅配サービスの会員向けに連載しているコラム「こころ野便り」を当サイトにも掲載させて頂いています。前回はこちら。