第86回アカデミー賞で歌曲賞、長編アニメ映画賞を受賞した『アナと雪の女王』の続編。
姉エルサの氷と雪を操る力の秘密に迫る。
前作に引き続き、監督をクリス・バックとジェニファー・リー、エルサ役の声優をイディナ・メンゼル、アナ役をクリステン・ベルが務めた。
《あらすじ》
凍てついたアレンデール王国を救い、確固たる絆で結ばれたエルサとアナの姉妹は、幸せに暮らしていた。ある日エルサは、自分にしか聞こえない不思議な歌声を耳にする。その歌声に導かれるように姉妹は仲間の山男クリストフ、雪だるまのオラフと一緒に旅に出る。
第1作よりもビッグで盛りだくさんになり、当たるというのが続編の基本ですが、今作もまさにその例でしょう。
舞台は精霊のいる神秘的な森や、過去へと拡大。アクション、ユーモアも1作目以上にたっぷり。とくにオラフは、お得意のギャグで、あちこちで笑わせてくれる。
前回はあまり見せ場のなかったクリストフのチャーミングな場面もあり、ストーリーは1作目よりやや込み入っていて、もっと大人なメッセージが含まれている。
1作目から3年が経っているという設定で、アナとエルサも、人生の次の段階に進んだということ。最後は、これからの彼女たちをますます応援したい気持ちになる。大人の皆さん楽しんでください。ただし、主題歌は残りませんが。
★★85点★★