芥川賞作家・平野啓一郎の小説を原作にした恋愛ドラマ。
日本、パリ、ニューヨークを舞台に、共に40代の男女が惹（ひ）かれ合う姿を描く。
『そして父になる』などの福山雅治と『北の零年』などの石田ゆり子らが出演。メガホンを取るのは、福山が出演したドラマシリーズ「ガリレオ」や『容疑者Xの献身』などの西谷弘。
《あらすじ》
クラシックギタリストの蒔野聡史（福山雅治）とフランスの通信社で働く小峰洋子（石田ゆり子）は、出会ったときから運命のようなものを感じていた。
しかし洋子には婚約者がいて、さらに二人とも世界を飛び回っていたことから、関係は途絶えてしまう。
海外ロケをたっぷり取り込んだ大人のプラトニックなラブストーリー。日本映画が、あまり得意とするものではないのですが、大胆に挑んだ作品。結果としての大健闘と言っていいでしょうね。桜井ユキの好演も目を引きまが、福山雅治と石田ゆり子という組み合わせだからこそ成立したといえるでしょう。
この世代の“ピュア”なラブストーリーを創り上げられたことは評価されていいと思います。
しかし、７７才の爺が観ると、「何してるんだもっと強引に行ったらいいのに！」と思ってしまうのですが・・・。
★★85点★★
