レオナルド・ディカプリオが製作に名を連ねた、ロビン・フッドを題材にしたアクションアドベンチャー。領主であるロビンが頭巾で顔を隠したヒーローとなり、巨悪に立ち向かう。
オットー・バサーストがメガホンを取り、『キングスマン』シリーズなどのタロン・エジャトン、『ジャンゴ 繋がれざる者』などのジェイミー・フォックスらが共演。エガートン演じるロビンが、飛び降りながら次々と弓矢を放つ。
《あらすじ》
十字軍に召集されていたロビン・ロクスリー(タロン・エジャトン)が、4年ぶりに帰ってくると、すでに戦死届が出され領地と財産は没収、恋人や領民も追い出されていた。
しかし、狙撃手のジョン(ジェイミー・フォックス)に導かれてロビンは再び領主となる。彼は、国を操ろうとする長官と教会が領民から搾取しているのを知り、長官らに接近しながら、頭巾姿の義賊フッドとして奪われた領民の金を奪い返す。
ロビン・フッドとその仲間たちがシャーウッドの森に入るまでの物語という設定。
しかし神の名を借りた十字軍の侵略戦争および虐殺に抵抗し、州長官と教会に領地を没収された若き領主がそれをきっかけに階級闘争に目覚める、この設定は多分に現代的ではあります。
そして、現代的が過ぎて相棒ジョンがアラビアのイスラームで、しかもロビンは彼からロッキーみたいに猛特訓されたりするのだけれど、まあいいでしょう。
見ものは、矢継ぎ早に矢を繰り出す高速弓術アクション。
「ロビン・フッド」を昔読んだ人には、ちょっと懐かしいかもしれません。
★★80点★★