直木賞と本屋大賞をダブル受賞した恩田陸の小説を実写映画化。
若手ピアニストの登竜門とされる国際ピアノコンクールを舞台に、4人のピアニストたちの葛藤と成長を描く。キャストには『勝手にふるえてろ』などの松岡茉優、『娼年』などの松坂桃李、『レディ・プレイヤー1』などの森崎ウィン、オーディションで抜てきされた鈴鹿央士らが集結。『愚行録』などの石川慶がメガホンを取った。
《あらすじ》
優勝者が後に有名なコンクールで優勝するというジンクスで注目される芳ヶ江国際ピアノコンクールに挑む栄伝亜夜(松岡茉優)、高島明石(松坂桃李)、マサル・カルロス・レヴィ・アナトール(森崎ウィン)、風間塵(鈴鹿央士)。
長年ピアノから遠さがっていた亜夜、年齢制限ギリギリの明石、優勝候補のマサル、謎めいた少年・塵は、それぞれの思いを胸にステージに上がる。このシーンで、ドビュッシー「月の光」ベートーベンの「月光ソナタ」そしてジャズのスタンダードナンバー「イッツ・オンリー・ア・ペイパームーン」を連弾するのが印象的でした。
長年にわたり青山音楽賞の審査員を務めているので、おテルには一方ならぬ関心がありました。原作は、話題になる以前に読んだのですが、これが映像化されるとは、思いませんでした。それで、映画の封切りを待望。やっと時間を作って見ました。
俳優が演じる音楽演奏家は、どこか嘘っぽいので心配していましたが、まあまあ許せる範囲のものだったことは、ちょっと安心でした。音楽は、一流のピアニストが担当していて、素晴らしい。それで、「原作の映像化が成功しているか?」と問われれば、「ある程度成功している」と思いますが、音楽は、一人ひとり感じ方が違うので、皆さんも映画を見て原作を読んでください。斉藤由貴扮する審査委員長が、興味深かったです。
★★85点★★
川村輝夫の映画情報~「蜜蜂と遠雷」
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