5月の中頃には消防団の査閲が行われる。その為の訓練が始まった。以前は、地域の親睦会的な要素が強かったが、大きな災害が頻発するようになって、その危機感からその意識は非常に変わった。それぞれの仕事を終えてから夜の小学校のグランドに集合するのだが、出席率は非常に高い。今回私は、動力ポンプによる消火放水班の指揮者になった。日頃は行政の消防署任せになっている事が、いざ大規模災害が起これば、我々が主体的に行動しなければならない。その為の訓練であることの認識が強まった。しかし消防団の人員や装備もたかがしれている。自分の身は自分で守るという住民一人一人の意識が、一番大切だという事は、言うまでもない。それにしても忙しい中の連日の訓練は体に堪える。我々の活動が、住民の意識に作用すれば良いのだが。
京滋有機農業研究会 会長の田中真弥さんが無減農薬野菜などの宅配サービスの会員向けに連載しているコラム「こころ野便り」を当サイトにも掲載させて頂いています。前回はこちら。