もう20年以上前になるが、年末に収穫を予定していたホウレン草の生育が早く12月の掛かりから収穫を始めた年が有った。年末にはかなり大型化したホウレン草を収穫していた記憶がある。今年は、さらに早く11月中の収穫となってしまった。昨年は、秋の長雨の後、急に寒くなり、記録的な冬になって収穫出来ずに捨てた野菜が沢山有った。今季も収穫出来ない野菜が沢山出そうだ。またその裏が来ることも予想される。肥料作りから野菜の収穫までの一連の作業が全く無駄になってしまう。虚しい。畑からの帰り道、カーラジオからのニュース。化学繊維で作られた衣服の洗濯が、マイクロプラスチックの発生源になっているとのこと。思いもよらない事に驚いたが洗濯機の中に付いている埃取り網に綿埃の様な物がいっぱい溜まっている事は知っていた。あれがそうなのか。知らず知らずのうちに掛けてしまっている環境負荷その報いを受けているのかもしれない。
京滋有機農業研究会 会長の田中真弥さんが無減農薬野菜などの宅配サービスの会員向けに連載しているコラム「こころ野便り」を当サイトにも掲載させて頂いています。前回はこちら。