篩(ふるい)とは、大きさを選別するための道具。一定の大きさの網目を通過し下に落ちたものと網を通過出来ずに残ったものに分けることが出来る。篩は、様々なもの使用するが、田中農園では、追肥用の肥料を篩にかける。自家製の発酵肥料は様々な大きさの塊になる。冷蔵庫の中から賞味期限の切れた納豆がカチカチに固まっている事が有るが、有機物は、乾燥するとカチカチに固まる。これが大きな塊になると均等に追肥が出来ない。そこで肥料用の大きな篩を自作した。でも網目の大きさをどの位にすれば良いかが思案のしどころだった。以前作ったものは、網目が細かく非常に粒のそろった肥料になるが半分以上網の上に残こり使えない肥料が多すぎる。そこで今回粗い目の網を買って来て張り替えた。今度は、網の上に残るものは減ったが、散布機のノズルが詰まってしまった。なかなかすんなり成功しない物である。そこで今度は、詰まりの原因となったノズル内のシャッターを外した。すると今度は、勢いよく出過ぎる勢いを弱める工夫が必要になった。
京滋有機農業研究会 会長の田中真弥さんが無減農薬野菜などの宅配サービスの会員向けに連載しているコラム「こころ野便り」を当サイトにも掲載させて頂いています。前回はこちら。