野菜の生育の目安として積算温度を参考にしている。例えばほうれん草なら500℃~600℃、小松菜なら500℃くらい。1日の平均気温を積算してゆき、その温度に達したころが、収穫の適期となる。ただし平均気温が5℃以下の時は、0になる。今年は、その0の日が続いている。1月の中ごろに一度暖かい日が続いた時には、正直なもので目に見えて野菜の成長が分かった。しかしそれ以後また止まっている。立春の日に種を播こうと準備していた畑で冬眠中のカエルを移動させた話を何週間か前に書いたが、上に掛けてあった防草シートが強風で飛ばされてしまった。あのカエルたちは、どうなっただろう。立春の種蒔きも少し遅らせるつもりだ。
※京滋有機農業研究会 会長の田中真弥さんが無減農薬野菜などの宅配サービスの会員向けに連載しているコラム「こころ野便り」を当サイトにも掲載させて頂いています。前回はこちら。