阪神淡路大震災から今日で23年。かつて震災語り部の女性から「がれきの下敷きになると、必死で大声を出そうとしても声が出なかった。だから今は常に笛を首から下げている。寝る時はそばにリュックとスリッパを置いて、いつでも逃げられるようにしている」と聞いて、その時はなるほどと思ったのに、そういえば最近は笛を持ち歩かなくなっていました。せっかく長時間の下敷きから助け出された人たちが、救出された時は元気だったのに数時間後に次々と亡くなっていく、そんな「クラッシュ症候群」が知られる様になったのも阪神大震災がきっかけでした。戦争の話は８月しか、震災の話は１月17日と３月11日頃しかやらないのはどうなんだ、と思う反面、せめてその時だけでも話題にし、検証し続けることが必要なのだと思います。震災後、市民ボランティア・ネットワーク「がんばろう!!神戸」を立ち上げ、NPO法人「阪神淡路大震災1・17希望の灯り」(HANDS)を設立した堀内正美さんの今日の映像が、HANDSのフェイスブックにありました。(モモ母)