先日、地元地域の社会福祉士が集まるイベントの中で研修会をさせていただき、携帯できる防災ボトル作りと、備蓄用の非常食の試食を行いました。
試食は、アルファ化米などを食べてみました。これまで食べたことがある人もかなりいらっしゃって、食べられてはいらっしゃるようですが、今回はいろんな味を作って少しずつ分け合って食べたので、いろんな味を経験していただけました。白ご飯、いくつかの味の炊き込みご飯、カレー味、わかめごはん等々。中には、カレー味が辛いとおっしゃる香辛料が苦手な方もいらっしゃっいました。今後、同じアルファ化米を食べる機会があるとき、ご本人はカレー味を今後避けることができると思います。そして用意する側になっても、カレー味の場合は香辛料に敏感な方には辛いかもしれない、ということに気が付くことが出来ました。いろんな味を食べ比べるような機会もめずらしかったようで、良かったのではないかと思います。なお、わかめ味がおいしいと評判でした。
ボトル作りのほうは、「警視庁警備部災害対策課」のX(旧ツイッター)の投稿をもとに、100均ショップでいろいろ買いそろえ、何がどうして必要かを説明し、どの様に使うかも伝え、必要なものをご自身でそれぞれ詰めてもらいました。
500ml程度のドリンクボトルを用意しましょう。ボトルに入れておくおススメは以下のものです。
□ホイッスル □圧縮タオル □エチケット袋 □小銭 □紙幣 □必要な薬 □ばんそうこう □アルコール消毒面 □生理用品 □甘い物 □ブランケット □避難情報メモ □反射バンド □ゴムひも □マスク □ウェットティッシュ □ビニール袋 □ミニライト
すぐに取り出したい物は上に。薬や甘い食品などは入れ替えが容易なように上の方に。そとから中に入っているものを見てわかるように。ビニール袋を数枚入れておくと、ボトルを使う時に中に入っているものを入れておけます。当然ボトルは飲み水などの確保に利用できます。
上手に入れなければ入らない量の中身を用意したため、詰めるのに四苦八苦している方もありましたが、コツを掴むと、要領よく詰めることができたようです。
既に詰められているものをもらったり、買ったりするよりも、自分で考えながら詰めることで、何が入っているのかどのように使うのか何が必要かを考える機会になったようです。やはり、何事もできる自分でやってみる、やっておく、ということが大切だとおもいました。
ちょっとしたものですが、何かあったときにあるのとないのとでは大違いです。
災害が起こったときには、自分の命を守るということが最優先事項ですが、福祉専門職の集まりであったため、「自分の命を守り、その上で素早く他の人を支援できるように、福祉専門職として、日ごろから備えた行動をしておく」と言う事は必要ではないかと思います。
約90分間、食べて作って話をして、忙しい研修でしたが、皆さんに楽しく災害と防災について、また私たちができる支援について考えていただける機会になっていたら嬉しいものです。
皆様も是非、梅雨・大雨・台風に備えてご準備を進められてはいかがでしょうか。。
