動物家族のいるみなさま、ペットと難を逃れる準備を!

今現在、私はペットを飼っていないのですが、以前は愛犬と一緒に暮らしていました。食欲旺盛で甘えたがりなビーグル犬でした。15年弱の同居生活で、幼少期から年老いて看取るまで、凝縮された犬生に付き合いました。幸運なことに、その期間中、避難をして家を空ける機会はありませんでしたが、もし、「犬を置いて逃げなさい」という状況になっていたら、私は『私は、犬と共にここに残ります!』と言っていたのではないかと思います。

ここ数年で、ペットの避難や災害の備えの話を耳にする機会が増えました。散歩に出かけると、必ず散歩中の犬に出会います。猫を飼っている知人はたくさんいます。ウサギを飼っている友達もいます。中にはヘビや爬虫類をかわいがっている知人もいます。魚や昆虫や鳥をかわいがっている人も大勢いるでしょう。豚やポニーやヤギをペットとして飼っている人もいます。人間は、人間以外の動物を家族の一員として愛しながら一緒に暮らせるようですが、犬猫だけでなく、最近はいろんな動物が家族の一員になっています。

では、災害が起きたら、どうするのか?

想定しておくべきは、一緒に避難することです。「同行避難」と言いますが、一緒に逃げるのです。そのために、ペットと一緒に移動する手段を考え準備をしておかなければなりません。雨の中、風の中、水の上、瓦礫の上、極寒の中など、ハザードマップを見ながら、起こり得るさまざまなシチュエーションで、動物と一緒に逃げるための方法を考えておきましょう。

では、逃げた後どうするのか? 避難所へ行った後はどうなるのか?

一番の気がかりは、避難した後のことでしょう。避難先によって、ペットと同じ部屋で過ごせる「同伴避難」ができるのか、ペットは別の場所が用意されるのかなど、決まりごとは異なります。その避難所ごとの運用ルールがあるので、可能であれば事前の確認ができると安心です。
いずれにしても、大勢の人が集まり平時とは全く雰囲気が違う場所で、動物を放すことはできません。ケージを用意し、普段からケージの中でくつろげる習慣をつけておくと安心でしょう。

猫や小型犬や小動物の場合はケージに入れて移動することは可能です。しかし、大きな動物や、水の中でないと生きられない魚や、環境調整が必要な爬虫類などは念入りな準備が必要です。珍しいペットの場合、災害時に備えておくことは何かを、ペット仲間がいれば相談してみるのもいいかもしれません。

まずは、自分で、、、、動物は自分ではできないので、飼い主ができる備えをしておきましょう。

ペットフード、飲み物、トイレシーツ、必要な医薬品、ケージやハーネスや首輪、おもちゃ、写真、予防済証など。
ペット用の非常用持ち出し袋に、用意をしておきましょう。

台風シーズンはそろそろ過ぎる時期ですが、油断はできません。いつでも準備万端になるように、進めていきましょう。

先日、近所の池の周りに大きなカメラを構えたり、スマホで何かを懸命にとっている大勢の人がいまして、何事かと思ったら、大きな見慣れぬ鳥が10数羽いました。普段は、サギやカモがのんびり暮らす普通のため池です。見たことのないとても大きな鳥は、調べてみると、どうやら少し前から明石市に表れているコウノトリの御一行様のようでした。こんな近くに来ているなんて、びっくり。コウノトリは兵庫県の県鳥で、県のホームページによると「但馬地域で保護・増殖、環境整備に取り組み、平成17年9月、野生復帰に向けた試験放鳥に成功しました。」だそうです。その放鳥の成果が、この団体コウノトリさんたちなのでしょうねぇ。いいものを見て、ちょっと気分が上がりました。

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兵庫県在住。「福祉×ICTで、毎日を安心安全に、心豊かに。あなたに寄り添う相談援助」をモットーに『森のすず社会福祉士事務所』開業。成年後見等による高齢者・障害者支援、認知症の方と家族の支援ならびに防災と福祉の地域啓発活動、スクールソーシャルワーカー、各種研修講師などの活動に取り組んでいる。2022年から同志社大学社会学研究科の後期課程博士課程院生。カレーと豆好き。犬大好き。社会福祉士、公認心理師、防災士。介護支援専門員。第1種大型自動車免許、2級FP技能士、第2級アマチュア無線技士。