はいせつよもやま話~尿パッドや失禁パンツを使ってもらうには?

No Picture母親の尿もれが気になるけれど尿パッドや失禁パンツを嫌がる場合、どうすれば使ってもらえるでしょうか?

尿もれがあって下着が頻繁に濡れているなら、まずはその原因を探ることです。どのくらい濡れているのか脱いだ下着を観察しましょう。水分摂取量と排尿の回数や量を記録したり、尿漏れの状態によっては泌尿器科を受診することも必要かもしれません。そのうえで尿漏れの対策としては、尿パッドや失禁パンツ、パンツ型紙おむつ等が便利です。でも使うのを拒否される時は、その理由を考えてみましょう。皮膚が弱く、陰部がかぶれやすい友人がいて、カサカサした紙のおむつだと痒みが増すことがある為、紙製のものを拒否していました。友人は失禁量が多くなかったので、布製の軽失禁パンツを紹介しました。女性が使うナプキンの様な形で股に留める布製のパッドもありますから、そうしたものも良いでしょう。
「年寄だと思われたくない」という抵抗感があるお母さんには娘さんが「私ももらって使ったけど良かったよ」と言って薦めたり、試供品を自分用と親用に貰って来て、親にあげるのも方法です。ある特別養護老人ホームでは白いパンツ型の紙おむつを拒否して来た女性の引き出しにベージュ色のパンツ型紙おむつを入れておいたら、使ってもらえる様になりました。今は色んな色のパンツ型紙おむつがあります。ですから、拒否する原因が何かを考えることが大切です。
質問とは異なりますが、父親の場合は娘さんが薦めるのはなかなか難しいですが、かなり濡れていたら本人も困っておられるはずです。その場合は誰が薦めたら聞いてもらえるのか。場合によっては主治医が良いかも知れませんし、信頼しているヘルパーさんだったり、誰の言葉だったら受け入れやすいかを探ることも大事です。
いずれにしても、原因を探ったうえで、対応を考えることが肝心です。

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「高齢生活研究所」所長 浜田きよ子さんの排泄や福祉用具にまつわる話を、毎月紹介しています。前回はこちら。排泄や介護に関する相談は排泄用具の情報館「むつき庵」まで。


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