素朴な疑問~改憲したら何故侵略を免れることが出来るのか、その根拠を教えて下さい

憲法朗読を聞いて下さった方から「日本がロシアの様になるのを防ぐ」というのは理解出来る、でも侵攻された場合はどうしたら良いの? といった感想を頂きました。同じ様に感じる方が多い様です。それぞれ色々な考えがあると思います。「今の憲法ではウクライナの様になるのを防げない」という人もいますね。でも、憲法ってそういうものでしたっけ?  憲法を現在進行形で学びつつある者としての素朴な疑問を綴ってみます。

いずれレビューを書くつもりですが、國本さんのこのtweetを見て、ドラえもんの憲法本を買いました。

さすが子供向けなので、私にも理解しやすいです。これに「国民をひどい目に合わせないように、国の権力を制限するのが憲法」とあります。その国の権力者が守るべきものが憲法。憲法学者の木村草太さんは「憲法とは失敗リスト」だとおっしゃってるそうです。

なのに今、権力者たちが憲法を変えたがっています。それを疑問に思わないことがまずおかしいと国民は気づくべきです。

今は「日本が攻められたらどうする」という論調が多いですが、そもそも日本が攻められたのって、「元寇」くらいですよね。ヒロシマ・ナガサキも発端は真珠湾攻撃でした。ウクライナ報道を見て不安になる気持ちはわかるけど、だからと言って、どうして「日本が攻められる」と思うのか?  戦後の日本政府は攻めることも攻められることもない様に尽力して来ました。それが今後攻められるとしたら、攻められるきっかけを日本が作るからじゃないの?と思うんですよね。未解決の問題も多いけど、棚上げだって衝突するより良いのではないかと。

歴史の時間に習いましたよね。福山弁護士がtweetしてる様に、日本はいつも侵攻する側でした。しかも度々。秀吉の時代からそうでしたよね。そして、ほら、またやろうとしてます。

攻撃を受けてなくても武力行使する行為を市民レベルで例えるとこんな感じ。似たことを国が将来やるかも知れません。

私が言いたいのは、つまり、これです。

素朴な疑問①「憲法は(国内の)権力者の暴走を防ぐもの」と「改憲しないと“他国からの”侵略を防げない」。この2つがどう結びつくのか不思議です。

この2つ、関係なくないですか? 「海外で活動するNGO職員は戦争に加担しない中立的な立場だからこそ安全が守られている」という護憲派の声もあるけど、これも実際どこまで本当か疑わしい。関係ないのでは?

素朴な疑問②他国からの侵攻は改憲してもしなくても防げない様に思えます。では何故改憲する必要があるのでしょう?  

改憲と他国の侵攻阻止が連動する様な論調だけど、それって、国民をその気にさせる為の詭弁じゃないの?  ウクライナの様にならない為には、憲法は横に置いといて、他国の侵略を防ぐ手段、攻められる様な事態を回避しつつ自国の主張を伝える外交戦略を議論する方が、論理的矛盾が生じないと思うですが・・・。

ドラえもんの憲法本はとても明快でした。「改憲して(ウクライナも持ってる)国防軍を持ったら侵略を免れる」という根拠を、未来を担う子供達や子供並みの理解力の私が「なるほど」と納得できる様に、どなたか理路整然と説明して下さい。(モモ母)


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