こころ野便り~農業について思う。これから その5

国産の食料。が、今日本にどれだけあるだろう。たぶん天然のキノコと一部の山菜だけではないだろうか。国土面積が狭く資源が少なくて人口の多い国で飽食を支えるには、外貨を稼いで輸入に頼ることは、仕方のないことも多い。しかし、繰り返し言われながらもあまり顧みられることの無かった自給率の低さ、そしてその危うさ。輸入食料の高騰がニュースになって初めて認識される。喉元過ぎれば時間を置かず忘れ去られてしまうのかもしれないが、田中農園では、出来るだけ身近な物を利用して野菜を育てることに工夫と努力をしてきた。その努力が、平素報われてきたかと言うとその実感は、あまり無い。報われなかったとしてもするべき努力だと思っているが、モチベーションの維持には難しい。次世代に渡すバトンが義務感だけなら面白くない。飽食の時代野菜も肥料過多のメタボ野菜になっている気がする。以前肥料を減らし多少葉の黄色い小さな野菜を育てた。見た目は貧弱だが、とても味のある野菜に育った。これには、理由が、考えられる。でも店頭に並べても誰も手に取ってくれないかもしれない。本当の野菜の味ってそういう所に現れて来るのかもしれない。

京滋有機農業研究会 会長の田中真弥さんが無減農薬野菜などの宅配サービスの会員向けに連載しているコラム「こころ野便り」を当サイトにも掲載させて頂いています。前回はこちら


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