後期もオンライン授業かもしれないけれども…コロナ禍の中の大学

暑い日が続いていますが、8月も終盤ですね。勤務校では春の授業開始が遅かったので、8月24日まで授業がありました。後期は10月1日からですが、大学によっては9月半ばころから授業が始まります。地域によって違いはありますが、Covid-19の感染拡大が収まる気配がないので、後期になってもオンライン授業が様々な形で継続することになると思われます。ちなみに私の勤務校は大阪市内ですので、楽観的な希望は持ちにくい状況です。
この状況は海外でも同じで、中にはこれをきっかけに大学のあり方が変わるのではないかという指摘もあります(下の逸見先生のツイートの続きを見るには、右上のハトマークをクリックしてください)。


学校は再開しているのに、なぜ大学は再開できないのかという指摘が寄せられることは少なくないのですが、現実には難しいと思います。大学と学校ではクラスターの発生しやすさが異なる上に、県境を越えて長距離を通学してくる学生の比率も多いです。


他方で、経済的な理由などが原因で、退学や休学を検討するなど、悩んでいる学生が少なくありません。上の記事にもありますが、授業料の他に、遠隔授業を受けるためのパソコンなどの機器やネット環境を自宅に設けるための支援も必要です。
学生たちが様々な形で声を挙げたりしています。京都関連のツイートをあげておきます。


一方で、声を上げることもできずにいる学生さんもおられると思います。スクールカウンセラーの碓井先生の記事を紹介します。退学などの重大な決断を下す前に、大学に相談をしてください。大学に入構できなくても、電話やメールでの相談窓口があるはずです。どの大学も、学生に退学をしてほしくはないと思っています。探してみると、支援策があることもあります。なかなか一人では探せませんから、まずは所属している大学に相談してほしいと思います。


なお、過去にクラスターが発生した大学では、学生や教職員への差別が行われたり、脅迫が寄せられることもありました。


大学は学生の出入りを制限したり管理したりして、感染者が出たとしても、その人からの感染可能性の範囲が特定できるように工夫をしています。大学は大きな組織ですから(中規模大学の大阪市立大学でも、学生院生教職員を合わせると1万人ほどになります)、関係者を一律に「感染者だ」とみなすことは、ほんとうにやめていただきたいと思います。
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西垣順子<大阪市立大学 大学教育研究センター>
滋賀県蒲生郡日野町生まれ、京都で学生時代を過ごす。今は大阪で暮らしているが自宅は日野にある。いずれはそこで「(寺じゃないけど)てらこや」をやろうと模索中。老若男女、多様な背景をもつ人たちが、互いに互いのことを知っていきながら笑ったり泣いたり、時には怒ったりして、いろんなことを一緒に学びたいと思っている。著書に「本当は怖い自民党改憲草案(法律文化社)」「大学評価と青年の発達保障(晃洋書房)」(いずれも共著)など。


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